
「イディオムって、使わなくても通じるんじゃない?」
「シンプルな英語で話せば十分でしょ?」
そう思う人も多いのではないでしょうか。
確かに、英語はコミュニケーションのためのツールなので、まずは伝えることが一番大切です。
でも、実際に留学してみると、ネイティブは想像以上にイディオムを使うことに気づきました。
知らないと会話のニュアンスが分からなかったり、話の流れをつかみにくかったりします。
この記事では、
- なぜイディオムを学ぶ必要があるのか
- なぜネイティブがよく使うのか
- 効果的な学び方とおすすめの参考書
を僕の実体験をもとに紹介します。
この記事を読めば、イディオムを学ぶ意味が明確になり、英語表現がぐっと自然になります。
留学を考えている人や、同じように悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
⚠️イディオムは最優先ではありませんが、文法や単語の基礎ができている人、またはそれと並行して学びたい人に特におすすめです。
また、
「英語を話せるようになるための勉強法3選」

「発音のコツ」

「留学に持っていくべきもの」

など、英語学習や留学準備に役立つ関連記事もあわせて紹介しています。
あわせてご覧ください。
イディオムを学ぶ理由

イディオムを学ぶ1番の理由は、リスニングやリーディングで正しく理解するためです。
イディオムは直訳では意味が通じないことが多く、意味ごとセットで覚える必要があります。
例えば、the elephant in the roomという表現。
直訳すると「部屋の中のゾウ」ですが、実際の意味は 「みんなが気づいているのに、あえて触れない問題」 を指します。
このように、イディオムは単語の意味をそのまま理解するだけでは伝わらないことが多いのです。
ほかにも、イディオムを学ぶメリットは次の3つです。
文化を理解していると思われる
イディオムは、単なる言葉の言い換えではなく、その国の文化や価値観、生活習慣が反映された表現です。
たとえば、昔からの慣用句やことわざのように、長年受け継がれてきた言葉には“温かみ”や“親しみ”が込められています。
実際、ネイティブに聞くと「イディオムが入った英語は自然で、聞いていて心地いい」と言われます。
僕自身、気持ちや意見を伝える前に信頼関係を築くことこそが、本当の意味でのコミュニケーションだと感じています。
知識が豊富に見える
自然にイディオムを使えると、英語力に深みを感じさせられます。
単語や文法だけで話すよりも、表現に「余裕」や「リアリティ」が生まれ、会話全体が自然に聞こえます。
実際に、ネイティブから「なんでそんな言い回し知ってるの?」「英語上手いね!」「ちゃんと勉強してるね!」と言われると本当に嬉しく、自信にもつながります。
僕自身、こうした小さなリアクションが英語学習の大きなモチベーションになっています。
イディオムを使えるようになると、英語を使う楽しさが一気に増えると感じます。
表現がカラフルになる
イディオムを使うと、文章や会話がぐっと生き生きして、イメージが伝わりやすくなります。
たとえば、「very tired」と言うよりも「I’m dead tired.」と言うほうが、疲れ具合がリアルに伝わります。
また、その場に合ったイディオムを使えると、言葉のセンスやユーモアを感じてもらえ、会話をより楽しくできます。
さらに、的確な表現を選べる人は信頼されやすく、ポジティブな印象を与えることができます。
イディオムの勉強方法

では、どうやって勉強すればいいのでしょうか?
結論、近道はありません。
最も効果的なのは、
- 英語ネイティブとたくさん話す
- 実際によく使われるイディオムを判断する
- 覚えたらアウトプットする
の3ステップです。
インプットだけでは定着しません。
インプットに加え、アウトプットして初めて自分のものにできると言えます。
英語環境にいない人でも、YouTubeやPodcastを活用すれば、身近にネイティブ表現を吸収できます。
また、世の中のすべてのイディオムが使われているわけではありません。
だからこそ、「使われるもの」と「使われないもの」を見極めながら学ぶことが大切です。
参考書を使うなら
『Distinction』シリーズがおすすめです。

『Distinction』シリーズは、ネイティブが日常的に使う表現を厳選して収録しているのが1番の特徴です。
- 例文が豊富
各表現には必ず2つの例文があります。
その結果、実際の会話での使い方をイメージしながら学べます。
- 語源・由来の解説付き
意味だけでなく、語源や由来も理解できるので記憶に定着しやすいです。
- 発音にも対応
音の変化や脱落を考慮した発音記号があり、リスニングや発音の練習にも役立ちます。
- 英語だけで学習
例文と意味がすぐ見えないレイアウトで、日本語を介さず英語で考える力を養えます。
個人的に一番良かったのは、例文が豊富で実際の使い方をイメージしやすいところです。
意味を丸暗記するだけでなく、どのように使えば自然かが感覚的に分かるので、学習がとても楽しくなります。
正直、値段は安くはありませんが、参考書を使って学ぶなら、これが最短距離です。
安くても非効率な参考書を使うより、確実に効果的です。
実用的な英語のイディオムを効率よく身につけたい人には、ぜひおすすめしたい参考書です。
『Distinction』シリーズの1を掲載しておきます。
まとめ

イディオムは、英語をより自然で豊かにするための重要な要素です。
単語や文法の知識だけではつかめない「本当の意味」や「感情のニュアンス」を理解する助けになります。
特にリスニングや会話で、ネイティブの言葉をより深く理解できるようになります。
とはいえ、イディオム学習は最初から完璧を目指す必要はありません。
まずはよく使われる表現を少しずつ覚えるところから始めましょう。
アウトプットすることで、自然と自分のものになります。
効率的に学ぶ方法として、『Distinction』シリーズを活用することを非常におすすめします。
今回は以上です。
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