「受験用の単語帳をそのままTOEICにも使っていいの?」
そんな悩みを持っている方は多いと思います。
結論から言えば、おすすめできません。
なぜなら、TOEICと受験ではよく使われる単語の種類や意味、使われ方が大きく異なるからです。
この記事では、「なぜ受験用の単語帳ではだめなのか」、そして「どんな単語帳を選べば効率的にスコアアップできるのか」を解説します。
読み終えるころには、TOEIC対策にふさわしい単語帳がわかり、無駄なく語彙力を伸ばせるようになります。
他にも、おすすめの勉強グッズも紹介しているので、合わせてご覧ください。

なぜTOEIC単語帳を使うべきか
TOEICで効率よくスコアを伸ばしたいなら、TOEIC専用の単語帳を使うのが圧倒的におすすめです。
理由は主に2つあります。
①出題傾向に特化している
TOEICにはTOEIC頻出の単語・表現があります。
たとえば、
- applicant(応募者)
- reschedule(予定を変更する)
- agenda (議題)
など
ビジネス英語に強く寄った単語がよく出ます。
受験英語とは語彙の種類が異なるため、TOEIC向けの単語帳で学ぶ方が試験対策として合理的です。
②出る意味だけを覚えればいい設計になっている
TOEIC専用の単語帳は、「試験に出る意味」だけに絞って学べるように作られています。
特に、多義語に関してはその強みが際立ちます。
たとえば以下のような多義語があります。
- launch(打ち上げる/始める/発売する)
- issue(発行する/論点/問題)
- book(本/帳簿/予約する)
しかし、TOEICではその中でも決まった意味で使われることが多く、単語帳でもその意味だけに絞って学べます。
- launch:「発売する」
→ The company will launch a new product next month.
(その会社は来月、新製品を発売する予定です) - issue:「問題」
→ There was an issue with the invoice.
(請求書に問題がありました) - book:「予約する」
→ We booked a conference room for the meeting.
(会議のために会議室を予約しました)
受験英語用の単語帳では、こうした多義語のすべての意味が載っていることが多いです。
そのため、TOEIC対策には非効率です。
その点、TOEIC専用の単語帳は試験に出る意味に最適化されているので、時間も労力も大幅に節約できます。
TOEICと受験英語では語彙が違う
そもそも、TOEICと受験英語では出てくる単語の種類がまったく違います。
そのため、受験英語の単語帳をTOEIC対策に使うのは、あまり効率的ではありません。
TOEICは「ビジネス×日常英語」が中心
TOEICでは、以下のようなビジネス寄りの実用語がよく出てきます。
- benefit(福利厚生)
- credentials (資格)
- quota(ノルマ)
など
これらは受験英語ではほとんど見かけない語彙です。
受験英語は「学問用語✖️抽象語・文学的な語彙」が中心。
TOEICではほとんど登場しません。
このように、試験の目的が違えば、必要とされる語彙も当然変わります。
受験英語の単語帳では、TOEICに必要な語彙をカバーしきれません。
じゃあ何の単語帳がいいのか
結論から言うと、
TOEICの単語帳は『金のフレーズ』(通称:金フレ)一択です。
TOEIC特化型の単語帳でありながら、以下のような強みがあります。
金フレのおすすめポイント
- 目標スコア別に単語が並んでいる(600点、730点、860点、990点)
- 例文がすべてTOEIC形式
- 見出し語と出る意味がセットで覚えやすい
- 持ち運びやすいサイズ
特に、「試験に出る語彙」に厳選されているため、TOEICに必要な語彙を最短で効率的に習得できます。
注意点:英語→日本語
金フレの形式は、**英語(見出し語)→日本語(意味)**です。
とはいえ、金フレよりもおすすめの単語帳はないので金フレを使うことをおすすめします。
まとめ
この記事では、「受験用の単語帳をTOEICに使っていいのか?」という疑問に対して、
おすすめできない理由と、代わりに使うべき単語帳について解説しました。
要約
受験英語とTOEICでは、単語のジャンルや使い方がまったく違います。
- 受験は抽象語が多く、TOEICはビジネスや日常の単語が中心
- 同じ単語でも意味や使い方が違う
- TOEICは文脈での理解が大切
だからこそ、TOEIC専用の単語帳を使う方が効果的です。
おすすめの単語帳→金のフレーズ(通称:金フレ)
TOEICでスコアを伸ばす第一歩は、単語帳選びからです。
単語帳以外にもおすすめの参考書が知りたい!という人はこちらをご覧ください。
TOEICスコア別におすすめの参考書まとめ
TOEIC600点が目標

TOEIC800点が目標

ぜひ今日から、金フレで語彙力を高めていきましょう!
今回は以上です。
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