「英語を話せるようになりたいけど、何から始めればいいのかわからない…」
そんなモヤモヤを感じていませんか?
英会話のために必要な勉強法は、たった3つの基本に絞ることでシンプルになります。
この記事では、
筆者が実際に取り組んで効果を感じた、英語を「話せるようになる」ための勉強法を紹介します。
読み終える頃には、
・何を勉強すればいいかがはっきりし、
・毎日の学習を行動に移せるようになります。
「英語を話せるようになりたいけど、何をすればいいか困っている」
そんな人にこそ読んでほしい記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
英文法は中学レベルまでで十分
「英語を話すには、高校や大学レベルの難しい文法が必要なんじゃないか?」
そう思っている人は多いです。
しかし、中学英文法だけで日常会話は十分通用します。
むしろ、難しく考えてしまうことが落とし穴です。
高校レベルの英文法は必須ではない
英会話に必要なのは、伝えるためのシンプルな英文です。
分詞構文や仮定法、倒置などの高校で習う英文法は英会話において、必要ではありません。
(知識として、あるに越したことはないですが。)
高校レベルの英文法は基本的に中学レベルの英文法の応用です。
したがって、高校レベルの英文法は、中学レベルの英文法で表現できます。
たとえば
- 仮定法(If I were you, I would study hard.)
→You should study hard.
- 分詞構文(Walking down the street, I saw a cat. )
→I saw a cat when I walked down the street.
中学レベルの英文法でシンプルに英文を作る
英語が話せる人ほど、英文をシンプルに作っています。
理想は、svo、svcだけで英文を作ることです。
たとえば、この3パターンだけでも、多くのことが言えます。
- SVO(主語+動詞+目的語)
I like music.(私は音楽が好きです)
She eats sushi.(彼女は寿司を食べます)
We watch movies.(私たちは映画を観ます)
He plays soccer.(彼はサッカーをします)
They need help.(彼らは助けが必要です)
- SVC(主語+動詞+補語)
I am tired.(私は疲れています)
She is a student.(彼女は学生です)
This is difficult.(これは難しいです)
You are kind.(あなたは親切です)
It was fun.(それは楽しかった)
- SV(主語+動詞)
He runs.(彼は走る)
I slept.(私は寝た)
Birds sing.(鳥が鳴く)
She cried.(彼女は泣いた)
It rained.(雨が降った)
この基本パターンに当てはめることを意識してみましょう。
まずは中学文法を「使える形」で覚えることが、最短ルートです。
おすすめの参考書
「じゃあ、何を使って勉強すればいいの?」
YouTubeなどの無料コンテンツも便利ですが、「どこから手をつければいいのかわからない」という人も多いはずです。
そんな人には、1冊にすべてがまとまっていて、順番に進められる参考書を使うことを強くおすすめします。
おすすめの参考書はこれです。
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』
■ 特徴①フルカラー&イラスト豊富で、感覚的に理解しやすい
この本は、全ページフルカラーで、図やイラストが豊富に使われています。
文字ばかりの参考書と違って視覚的に理解しやすく、英語が苦手な人でもストレスなく進められます。
■ 特徴②1回1ページ完結
1ページに1トピックだけなので、「勉強しよう」と、気負わずにサクサク進められます。
難しい用語はあまり使われていないので、読み進めやすいです。
■ 特徴③中学3年間分がこの1冊にまとまっている
文法事項は「中1→中2→中3」の順にきれいに整理されています。
だから、どこに何が書かれているかが非常にわかりやすいです。
■初心者がやり直すにはもちろん、TOEIC600点以下の人の基礎固めにもぴったりです。
日常会話に必要な単語に絞って覚えよう
大前提、知っている単語が少なければ、話せることも限られます。
自分の頭の中にある単語が少なければ、伝えたいことがあっても表現できません。
「話せない」原因の1つは、文法ではなく語彙の不足です。
だから、とにかく語彙力を高めましょう。
しかし、闇雲に単語を覚えることは得策ではありません。
大事なことは、日常会話に必要な単語に絞って覚えることです。
日常英会話に必要な単語は、TOEIC単語や受験単語ではない
英単語と一括りにしても、使う場面によって必要な語彙は大きく変わります。
「英語を話せるようになる」=日常会話ができるようになる
まずはどんな場面でどんな単語が必要なのかを意識しましょう。
- TOEIC単語
会議、ビジネスメール、プレゼンなど主に「ビジネスシーン」で使われる単語。
- negotiate(交渉する)
- revenue(収益)
- regulation(規制)
- agenda (協議事項)
など
→日常会話ではまず使いません。
英会話初心者が最初に覚える単語ではありません。
- 受験単語
研究内容や抽象的なテーマに対応するためのアカデミックな単語。
- emphasize(強調する)
- distinguish(区別する)
- prosperity(繁栄)
など
→日常会話ではあまり使う機会がなく、文語的・硬い表現が中心です。
- 日常会話で必要な単語
家、食べ物、天気、感情など「日々の生活」に関わる単語。
- vacuum (掃除機をかける)
- grill,fry,bake (焼く)
- microwave (電子レンジ)
など
→実生活で即使える単語。
英語を話せるようになりたいなら、まずは日常英単語を優先して覚えるのが最短ルートです。
「使わない単語」よりも「すぐ使える単語」に時間をかけましょう。
おすすめの参考書
「結局、何を使えばいいの?」
おすすめの参考書はこれです。
『毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする』
■ 特徴①日常生活に特化した単語が厳選されている
ビジネス英語や受験英語ではなく、日常生活の中で本当に使う単語だけを厳選しています。
料理、買い物、病院、家事、友達との会話など、リアルな場面ごとに語彙が整理されています。
だから、「この単語、いつ使うの?」と迷うことがありません。
■ 特徴②文脈の中で単語が学べる
単語だけが羅列されているわけではなく、短い会話や例文の中で単語の使い方が学べます。
「どう使うか」がイメージしやすく、暗記に頼らず感覚で覚えられる構成になっています。
リーディングやスピーキングにもそのまま応用しやすい内容です。
■ 特徴③1日1〜2ページから気軽に始められる
この本は構成がシンプルで、1回の学習量が多すぎないです。
だから、英語学習に苦手意識がある人でも継続しやすいのが特徴です。
「1日1ページだけ」「通学中に10分だけ」などと、スキマ時間で無理なく続けられるはずです。
英語が習慣になるきっかけになります。
■「あ、これは英語で〜やわ。」と日常的に反応できるのが、この本の強みです。
単語学習はスキマ時間がカギ
「まとまった時間がない」と思う人も、スキマ時間をうまく活用してみましょう。
- 電車での移動中
- アルバイトの休憩中
- 寝る前の5分間
アプリや単語帳を有効的に使って、1日5分でも続けることで、語彙は確実に増えていきます。
「継続は力なり」です。
シャドーイングをしよう
シャドーイングとは?
シャドーイングとは、聞こえた英語の音声を、少し遅れてマネしながら声に出す練習法です。
まるで影(shadow)のように音声にピッタリついていくイメージからこの名前がついています。
英語のナレーションや会話を聞きながら、そのまま真似して口に出すことで、
リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えられるのが大きな特徴です。
シャドーイングの効果
シャドーイングの効果は主に2つあります。
- リスニング力がアップする
→ 英語の音のつながり(リンキング)や省略(リエゾン)が自然と身につく。 - 発音がよくなる
→ ネイティブの音をそのまま真似することで、「通じる発音」に近づける。
シャドーイングのやり方
- 短めの英語音声を選ぶ。(30秒〜3分程度)
おすすめ:YouTubeの「イングリッシュブートキャンプ」というチャンネルの「シャドーイング100本ノック」という動画https://youtu.be/REMyAsPC2So?si=j1EeUmLiaMRkUuGO - スクリプト(字幕)を見ながら内容を確認する。
知らない単語や意味があいまいな部分は、先に理解しておく - 音声を流しながら、少し遅れて声に出す。
発音やリズムをできるだけマネする意識 - 慣れてきたらスクリプトを見ずにシャドーイング。
目で追わず、耳だけを頼りに再現するのが理想
コメント
スクリプト付きの音声がおすすめです。
その理由は、正しく聞けているか確認しやすいからです。
最初は完璧にマネできなくても大丈夫です。
まずは「声に出すこと」が大事です。
始めたての頃は「1日10分」からでも十分です。
毎日少しずつやることで確実に効果が出ます。
まとめ
今回は、英会話の上達に必要な3つの勉強法として、
- 中学英文法のやり直し
- 日常会話に特化した単語学習
- シャドーイングによる実践的トレーニング
をご紹介しました。
どれも特別なスキルや環境は必要ありません。
とはいえ、学習環境が整っているに越したことはありません。
集中しやすい空間や、勉強の効率を上げてくれるアイテムがあると続けやすくなります。
実際に筆者が使って「これは良かった」と感じた勉強グッズを、下記の記事で紹介しています。
どれも英語学習に本気で取り組む人にこそ試してほしいアイテムです。


まずは、自分に必要だと感じたところから、今日から1つ始めてみましょう。
たとえば、通学時間に単語帳を1ページだけ開くことでもOKです。
一緒にがんばりましょう!
他に、TOEIC600点を目指す参考書ルート、TOEIC800点を目指す参考書ルートも紹介しています。
TOEICも頑張りたい!と思っている人は必見です。
→TOEIC600点を目指す参考書ルート

→TOEIC800点を目指す参考書ルート

今回は以上です。
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