【大学受験】英文解釈は本当に必要?英文解釈をやるべき理由とおすすめの参考書を紹介(関関同立、MARCH志望の受験生向け)

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(この記事は、関関同立、MARCH志望の受験生向けの内容です。)

  • 「英文解釈ってやった方がいいの?」
  • 「英文法や単語だけで入試英語は読めないのかな…」

そんな疑問や不安を感じていませんか?

実際、多くの受験生が英文解釈を軽視しがちです。

しかし、英文解釈は、英文をスムーズに読み、複雑な構造を正確に理解するために欠かせません。

僕も最初は、単語と文法の基礎が終わったらすぐに長文演習に取り組んでいました。

(効率良く単語を覚える方法についての記事も書いているので、ぜひご覧ください。)

単語を効率良く覚える方法4選【忘れない・使える英語を最短で身につける|TOEIC・英会話に直結する学習法】
英単語が覚えられない―そんな悩みを解決するTOEICにも実践できる4つの効率的な英単語の覚え方を紹介します。正しい発音での記憶定着させる方法、単語をイメージで覚える方法、多義語を全体像で理解する方法、例文と組み合わせる方法を解説します。

しかし、返り読みばかりになり、時間をかけすぎてしまっていることに気づきました。

そこで、一度長文演習を中断し、英文解釈に集中することにしました。

英文解釈を通じて「英文を左から右に処理する習慣」や「構造を予測しながら理解する力」が身につき、長文読解が一気に楽になったと実感しました。

この経験から、単語と文法を終えたらすぐ長文演習に入るのではなく、長文演習の前に英文解釈を挟むことを強くおすすめします。

本記事では、

  • 英文解釈をするべき理由
  • おすすめの参考書

について解説します。

読み終える頃には、

「なぜ英文解釈が必要なのか」がはっきり分かり、自分に合った勉強法と参考書が見つかるはずです。

英文解釈をする理由①:左から右に英文を読むため

入試英語をスムーズに読むためには、返り読みせず左から右へ意味を取る習慣が欠かせません。

なぜなら、大学入試の英文は長く、いちいち読み直していては時間が足りなくなるからです。

そのためには、次の手順で練習してみましょう。

  1. 単語ごとに意味を取りながら、SVOCを振る
  2. ピリオドまで読んだら、ステップ1で訳した単語を頭の中で組み立てる
  3. 自分の言葉で自然な日本語文として解釈する

この流れを繰り返すことで、単なる直訳ではなく自分なりの解釈ができるようになり、英文をよりスムーズに読めるようになります。

もちろん、最終的には「英語を英語のまま理解する」ことが理想です。

しかし、それは非常に高度なスキルであり、いきなり到達するのは困難です。

だからこそ、まずは自分で意味を組み立て、解釈できる力を身につけることから始めましょう。

英文解釈をする理由②:英文の構造を理解するため

英文解釈を行うもう一つの大きな理由は、英文の構造を正確に理解することです。

大学入試レベルの英文では、関係代名詞や分詞、挿入句などが入り込み、文章が長く複雑になりがちです。

そのためには、動詞を見て後ろの形を予想する習慣を身につけましょう。

例えば、動詞 prevent を見たら「prevent A from doing(Aが〜するのを防ぐ)」という語法がすぐに思い浮かぶのが理想です。

「いや、それくらいできるやろ?」と思うかもしれません。

しかし、実際にはこの語法を使ったうえで、分詞や関係代名詞を組み合わせた複雑な文に出会うと詰まりやすいのです。

例:

The new regulation prevents students who are not registered from taking the exam.

(その新しい規則は、登録していない学生が試験を受けることを防ぐ)

このように、prevent の後の構造を正しく予想できなければ、文章が長くなるほど返り読みが増えてしまいます。

そして、時間を大きくロスします。

だからこそ、語法の知識と構造予測の力は英文解釈の基礎中の基礎なのです。

英文解釈のおすすめ参考書

結論から言うと、MARCH・関関同立志望の受験生におすすめの参考書は 「入門英文問題精講」 です。

逆に、昔から人気で有名な 「基礎英文解釈の技術100」 はおすすめしません。

「基礎英文解釈の技術100」をおすすめしない理由

  • 掲載されている単語が大学入試で頻出ではないものが多く、構文理解より単語調べに時間を取られがちであるから。
  • 和訳がこなれすぎていて、初心者や中級者には意味が分かりにくいから。
  • 問題数が100問と多く、基礎文法が固まっていないと挫折しやすいから。
  • 高校終了レベルの文法力が完璧であることが前提であるから。
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では何がおすすめかというと、

前述したように 「入門英文問題精講」 です。

「入門英文問題精講」をおすすめする理由

  • 解説が「主語はどれ?」「このwithは何を意味している?」と、質問形式であることから自分で考えながら要点を抑えられるから。
  • アプリで音声が聞け、広岡先生の動画解説も視聴可能であるから。
  • 単語・熟語の意味を一つひとつ丁寧に解説し、構文理解に集中できるから。
  • 「入門」という名前ながら、MARCH・関関同立志望レベルでも十分に歯ごたえがある問題構成。
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このように、「昔から人気だから」という理由だけで 基礎英文解釈の技術100 を選ぶのは危険です。

自分のレベルや学習スタイルに合った参考書を選び、効率的に力を伸ばしましょう。

まとめ

今回は、英文解釈をするべき理由とおすすめの参考書について解説しました。

英文解釈は「左から右に読む習慣」や「英文の構造を正確に理解する力」を養うために欠かせないステップです。

この記事のまとめ

  • 単語と文法の基礎を終えたら、すぐに長文演習に入るのではなく英文解釈を挟むべき
     
  • 英文解釈をすると「返り読みしない力」と「構造を予測する力」が身につく
     
  • MARCH・関関同立志望なら「入門英文問題精講」がおすすめ

次にやるべきこと

今日から「入門英文問題精講」を使って、英文解釈のトレーニングを始めましょう。

一文ずつ丁寧に解釈していくことで、長文読解が一気に楽になるはずです。

今回は以上です。

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