TOEICリーディングのカギはパート5だった!パート5(文法)からスコアアップを狙う方法

TOEIC

パート5(文法問題)を制す者は、TOEICリーディングを制す。

「パート5の正答率が安定しない」

「気づいたらパート5で思ったより時間を使っていた」

そんな悩みを感じていませんか?

TOEICリーディングで高得点を狙ううえで、最大のカギになるのが時間配分です。

その中でも、短文で構成されたパート5(文法問題)を素早く・正確に解く力は欠かせません。

なぜなら、ここで時間を稼げるかどうかが、後半のパート7(長文読解)を最後まで解き切れるかどうかを左右するからです。

ちなみに、TOEIC全体の参考書ルートは他の記事で紹介しています。

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この記事では、以下の4点を詳しく解説します。

  • 解く時間
  • 正答率の目安
  • 難しく感じる理由と出題パターン
  • おすすめの参考書2選(実体験ベース)

読み終える頃には、

パート5の対策に自信が持てるようになり、リーディング全体のスコアアップがぐっと近づいているはずです。

パート5の目安は1問12秒

まず基本として、

  • TOEICのパート5 = 短文穴埋め問題(文法問題)
  • 全30問で構成

この30問を、1問あたり12秒(合計6分)で解くのが理想です。

というのも、TOEICのリーディングセクションは時間との勝負です。

特に後半のパート7(長文読解)は、読む量が多く、どうしても時間がかかります。

そのため、パート5で時間を稼いでおかないと、最後まで解き切れない可能性が高くなります。

中には、リーディングを時間内に終わらせるためにパート7を速く解こうとする人もいます。

しかし、長文を速く読みながら正答率をキープするのは非常に難しいのが現実です。

だからこそ、パート5の短文で完結する文法問題を素早く解けるようになることが重要です。

じっくり悩むのではなく、瞬時に判断して次に進むスピード感が求められます。

正答率の目安は目標スコアから逆算

パート5(文法問題)で、どれくらい正解すればよいか?

これは、自分の目標スコアに合わせて考えるのがポイントです。

目安としては、以下の通りです:

  • TOEIC600点を目指すなら:22/30問 正解
  • TOEIC800点を目指すなら:27/30問 正解

もちろん、これはあくまで目安です。

リーディング全体でのスコア配分や、他のパート(6・7)の出来にもよります。

しかし、パート5の精度を上げることがスコアアップの近道になるのは間違いありません。

難しく感じる理由と出題パターン

TOEICのパート5で問われる文法は、実はそれほど難しくありません。

たとえば、「三単現のS」「受動態」「前置詞」など、高校英語の知識で十分に対応できる内容が中心です。

それでも多くの人が難しいと感じてしまう理由は、以下の2点にあります:

  • 一文が長く、文構造がつかみにくい
  • 馴染みのないビジネス単語が頻出する

つまり、文法そのものよりも、「文の読みにくさ」や「語彙の難しさ」によって正確に判断できなくなるケースが多いのです。

また、パート5では文法問題と語彙問題が約半々で出題されます。

語彙問題は単語帳でだいたい攻略できます。

ちなみに、受験英語の単語帳では非効率です。

その理由やおすすめの単語帳はこちらの記事から紹介しています。

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一方、文法問題の中でも、頻出パターンはある程度決まっています:

  • 品詞の識別
  • 代名詞の用法
  • 動詞の形や一致
  • 接続詞・前置詞の識別

このように、出題される文法には一定の傾向があります。

そのため、効率よく対策すれば、確実に得点できるパートと言えます。

おすすめのTOEICパート5対策参考書【2選】

「結局、どの参考書を使えばいいの?」

そんな疑問にお答えして、TOEICパート5対策に役立つ2冊を紹介します。

1.『 TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』

TOEIC受験者の間では定番の1冊。

その名の通り、1,000問を超える問題が収録されており、文法問題に特化した演習ができます。

✅ 特徴

  • 実戦形式で解ける
     本番と同じような問題形式なので、試験対策としての実用性が高いです。
  • 演習量がとにかく豊富
     問題数の多さは群を抜いており、繰り返し解くことで知識の定着が期待できます。

⚠️ 注意点

  • 出題ジャンルの偏り
     品詞問題が多く、関係詞や時制などの出題はやや少なめです。
  • 語彙の説明が浅め
     文法には重点がありますが、語彙に関する解説はやや物足りなく感じるかもしれません。
  • 初心者にはややハードルが高い
     文法用語や説明が難しく感じる場合も。英語が苦手な人は、基礎文法から始めたほうが安心です。

👤 こんな人に向いています

  • 文法問題を大量に解いて鍛えたい人
  • 試験形式に慣れたい中・上級者
  • 解説よりも演習重視で進めたい人

ただ、私はこの本をおすすめしません。

理由はシンプルで、

  • 解説がやや簡潔すぎる
  • 問題数が多すぎて、途中で挫折しやすい

私も実際に取り組みましたが、最後までやり切るのは正直大変でした。

効率よく学びたい人には、「なぜそうなるのか」がしっかり理解できる参考書のほうが向いていると思います。

そこで、次に紹介する一冊が私のおすすめです。

2.『TOEIC® L&R TEST ロジカル英文法 Part 5 文法語彙 600問』

「でる1000よりもこっちの方がよかった」と感じたのが、この1冊です。

特におすすめしたい理由は、スマホで見られる丁寧な解説動画がついているからです。

各問題ごとに動画解説があり、著者のHaruさん(TOEIC満点取得者)が、実際の解き方や思考プロセスをわかりやすく説明してくれます。

「どうしてこの答えになるのか」が視覚的に理解できるのは、大きなメリットです。

解説があっさりしている「でる1000」に比べて、納得しながら学べる構成になっています。

✅ 特徴

  • スコア別・問題タイプ別に整理された構成
     600点レベル〜990点レベルまで、段階的にレベルアップできます。
  • 文法の基礎から丁寧に復習できる
     高校英文法が不安な方でも、土台からしっかり理解できるように工夫されています。
  • 苦手分野を効率よく対策できる
     自分のスコアや課題に応じて、重点的に学習することができます。

👤 こんな人に向いています

  • パート5を効率よく、深く理解しながら対策したい人
  • 解説動画を活用して、実践的な解き方を身につけたい人
  • 文法の基礎に少し不安があるけれど、丁寧にやり直したい人

パート5で確実に得点を伸ばしたいなら、自分のレベルや学習スタイルに合った参考書を選ぶことが大切です。

今回紹介した2冊のうち、どちらか1冊をしっかり使い込めば、確実に力がついていきます。

まとめ

この記事では、TOEICパート5対策について以下のポイントを解説しました。

  • パート5は1問12秒で解くのが理想
  • 正答率の目安は、目標スコアから逆算する
  • 難しく感じる理由は、文構造と語彙の難しさ
  • 頻出パターンを押さえれば、確実に得点できる
  • おすすめ参考書は「でる1000」か「ロジカル英文法600問」

TOEICリーディングでスコアを伸ばすためには、まずパート5を安定させることが近道です。

最初の一歩として、自分に合った参考書を1冊選び、今日から学習を始めてみましょう。

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今回は以上です。

 

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